大阪大学蛋白質研究所と合同シンポジウムを開催生命の複雑性の解読をテーマに
2024年3月25日
2024年2月20日と21日の両日に、理研横浜キャンパスで理研BDRと大阪大学蛋白質研究所(IPR)との第2回合同シンポジウムが開催されました。
BDRとIPRは、近年目覚ましい発展を遂げているデータ駆動型バイオサイエンス分野において、共同研究や若手研究者の育成など包括的な連携に取り組んでいます。その一環として、研究者同士の交流を促進し、共同研究の可能性を探る目的で、昨年より共同シンポジウムを開催しています。
第2回目となる今回のシンポジウムは、”Decoding Life’s Complexity: Bridging Molecules to Cells”と題し、BDRとIPRからの多数の参加者を含む、90名以上の研究者らが参加しました。
宮園浩平 理研理事や尾上孝雄 大阪大学副学長らの開会挨拶に続き、BDRからは、横浜地区に研究室を構える新津藍チームリーダーや神戸地区に研究室を構える川口喬吾チームリーダーら、5名の研究室主宰者が話題提供し、タンパク質の進化や構造に関する実験、シミュレーション、デザイン、理論など、様々なアプローチによる研究を紹介しました。また柳澤吉紀ユニットリーダーが、高性能核磁気共鳴(NMR)装置の開発について話題提供しました。IPRからは4名の研究者が話題提供を行いました。
1日目の講演の終了後にはBDRが運用している最先端のNMRとクライオ電子顕微鏡の見学会が行われました。