
BDRについてライフサイクルを捉える、BDRのビジョン
生き物が生まれ、成長し、やがて老化する過程はライフサイクルという一連の流れとして捉えることができます。生命機能科学研究センター(BDR)では、多様な研究分野と専門性を活かし、刻々と変化する生命現象を、分子、細胞から体全体まで、さまざまなレベルで解析し、それらを統合することによって、ライフサイクルの全体像を明らかにしようとしています。さらに、これらの知見を活かして、ライフサイクルの進行を支える細胞や臓器の状態や機能の変化を予測したり、制御する技術の開発を目指しています。
これらの研究を発展させることで生涯を通じて健康を維持するための新たな知見を見出し、少子高齢化が進む社会の課題解決にも貢献することを目指します。
理研の研究分野の多様性と世界有数の研究インフラを背景に、幹細胞、生殖細胞、オルガノイド(ミニ臓器)や多様な動物モデルの活用、高度な観察・計測技術、数理モデル、AI(人工知能)、ロボット技術、多階層シミュレーション技術など様々なアプローチを融合して、課題に挑戦していきます。