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科学界における女性の輝かしい未来へBDRでシンポジウムを開催

2024年3月8日

2月11日は毎年ユネスコが主導する「科学における女性と女児の国際デー(International Day of Women and Girls in Science)」です。この特別な日にちなんで2月16日、理研神戸キャンパスで、BDRのメンバーを対象に女性研究者の活躍を称えるシンポジウムが開催されました。

シンポジウムの冒頭では、北島智也BDR副センター長がBDRにおける女性研究者の現状について報告しました。その後、国際的に著名な女性研究者である鳥居啓子テキサス大学教授と柳沢裕美 筑波大学教授が、研究成果だけでなく、女性研究者としての経験にも触れながら、招待講演を行いました。

さらに、BDRの若手として小坂元陽奈 研究員(栄養応答研究チーム)と大学院生のDuligengaowa Wuergezhen(細胞外環境研究チーム)が研究について講演を行いました。

Phngチームリーダー(左端)と講演者ら5人によるパネルディスカッション

続いて、講演者4人に理化学研究所の理事でありダイバーシティ推進室室長である仲真紀子が加わり、パネルディスカッションが行われ、研究者、特に研究室主宰者に占める女性の比率を増やすことの意義や、そのための具体的な施策などについて話し合われました。

本イベントを主催したBDRダイバーシティ委員会の一員でパネルディスカッションのファシリテーターを務めたLi-Kun Phngチームリーダー(血管形成研究チーム)はイベントを振り返り、次のように語りました。

「管理職クラスの女性研究者の比率の低さは、日本で解決すべき急務の課題です。BDRにおいてはチームリーダーに占める女性の割合は10%しかなく、他の日本の研究機関に比べても遅れをとっています。この数字は、科学者の採用や雇用におけるジェンダー平等性の欠如を意味しています。

「鳥居教授と柳沢教授から、BDRにおける女性研究者の採用、雇用、登用のための実施可能な対策について、非常に貴重なアドバイスをたくさんいただきました。お二人それぞれの研究経歴を聞いて、異なる個性やキャリアパスでも学術界で成功することが可能だということを知り、とても勇気づけられました。また、仲理事が理研の多様性促進へ向けたビジョンを共有するために神戸まで足を運んでくださったことを、大変嬉しく思います。」

また、鳥居教授は今回のイベントの意義について、ダイバーシティの推進に向けてBDR の上層部が少なくとも問題を認識していることを示せたこと、若い人にダイバーシティ推進への取り組みを見える化できたということを評価し、「今回だけで終わらせることなく今後も同様のイベントを続けてほしい」と語りました。

左からDuligengaowa Wuergezhen、鳥居啓子教授、仲真紀子理事、柳沢裕美教授、Li-Kun Phngチームリーダー、小坂元陽奈 研究員

このシンポジウムには、約40名のBDRの研究者と学生が会場で参加し、さらにオンラインでも多数のBDRメンバーが視聴しました。科学における女性研究者の活躍と将来に焦点を当て、意義深い議論と交流が行われた一日となりました。

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