夏休みは理研で実習をしたり
研究者レクチャーを聞いて熱くなろう!
研究所で働く「研究者」って、いつもどんな生活をしているのでしょうか?どんな実験をして、どんなことを調べているのでしょうか?学校の教室にいるだけでは分からない、「研究者たちの世界」を少しだけ体験してみませんか?研究者によるレクチャーや研究室見学、そして普段学校ではなかなか扱えないような実験機器を用いた体験実習と、盛りだくさんの1日講座です。
概要
- 開催日
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2025年7月24日(木)、28日(月)、30日(水) 各日9:30 - 17:30
※全日程、同じプログラム - スケジュール(予定)
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9:30- オリエンテーション
10:30- アルコール分解酵素の遺伝子解析実習(昼休みあり)
14:00- 研究者レクチャー:大井 綾乃(特別研究員)
15:00- 研究室見学:栄養応答研究チーム
15:30- 解析、考察
17:30 終了予定
※スケジュールは変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。 - 場所
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理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)
神戸キャンパス 西エリア
(兵庫県神戸市中央区港島南町2-2-3)
ポートライナー医療センター駅徒歩3分
▶ アクセス
- 募集人数
- 各日18名
- 参加資格
- 生命科学に興味のある高校生および1-3年次の高専生
- 参加費
- 無料
※理研BDRまでの交通費はご負担ください。 - 参加申し込み期間
- 2025年6月20日(金)〜7月6日(日)
- 申し込み方法
- 理研BDR LINE公式アカウントに友だち登録後、下部メニューの「高校生講座」をタップし、表示されたURLから必要事項を登録してください。
※LINEアカウントをお持ちでない方は、メールでtaikenkoza@ml.riken.jpに「高校生講座参加希望」というタイトルの空メールをお送りください。折り返し登録フォームのURLをお知らせします。 - 注意事項
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- 申込時に記入したメールアドレスに、応募IDを記載した登録完了メールが届きます。
- また、連絡手段にLINEを選択した方には、後日担当から応募IDを含む登録完了メッセージをお送りします。
- 上記いずれも届かない場合や登録内容を変更したい場合は、応募IDと氏名を明記の上、LINE公式アカウントにメッセージを送るか、メールでtaikenkoza@ml.riken.jpにお問い合わせください 。
- 応募期間終了後、記入いただいた意気込みおよび学年を考慮した上で、厳正な選考を行います。 選考結果は7月16日までに、選択した連絡手段で連絡する予定です。
- 選考結果連絡後、参加承諾書の提出をもって参加が確定します 。参加承諾書の提出がない場合には参加できません。
- 主催
- 理化学研究所 生命機能科学研究センター
- その他
- 理研BDR LINE公式アカウントに友だち登録をしていただくと、BDRが主催するその他のイベントについても情報を受け取ることができます。
- お問合せ
- 理化学研究所 生命機能科学研究センター 生命科学体験講座係
兵庫県神戸市中央区港島南町 2-2-3
taikenkoza@ml.riken.jp
研究者レクチャー

体から「出す」ことで保つ栄養バランス
大井 綾乃 特別研究員
(栄養応答研究チーム)
私たちの体は、食べたものから必要な栄養を取り入れ、いらないものを排泄することで健康を保っています。これまで、体内の栄養バランスは「どれだけ食べるか」や「どう使うか(代謝するか)」で調整されると考えられてきました。でも最近、「どれだけ排泄するか」も栄養バランスに影響を与えるかもしれないことがわかってきました。私は、ショウジョウバエという小さなハエを使って、栄養を「出す」ことで調整するしくみを研究しています。今回は、その研究の一部をご紹介します。
- 経歴・プロフィール
- 埼玉県蓮田市出身。高校時代までは選り好みせずさまざまな科目を学んでいましたが、将来の目標はまだ定まっていませんでした。浪人中に生物に興味を持ち、大学では薬学部に進学しました。薬剤師を目指していましたが、大学4年から小幡先生のもとで始めた研究に夢中になり、大学院に進学。2025年3月に博士課程を修了し、現在は小幡先生の研究室で博士研究員(ポスドク)として研究を続けています。
- 中学生・高校生の頃憧れていた人
- イチローのコツコツ努力する姿勢に憧れていました。
- 中学生・高校生の頃ハマっていたこと
- 部活(中学:吹奏楽部、高校:マンドリン部)
- 最近興味があること
- 栄養の排泄だけではなく、吸収する部分にも調節機構があるのではと考えて始めています。どこからどのくらい取り込んでどのくらい出すのか、意外とわかっていない栄養素の体内動態を追いかけたいです。
- 最近の悩み
- 技術の進歩、AIについて行くのが大変。