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研究

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BDRでは、様々な分野の研究者が協力して、より高い目標に向かって研究を進めています。

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BDRでは、ライフサイエンス分野の国際的な研究者を招いて、年1回のシンポジウムや定期的なセミナーを開催しています。

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BDRについて

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理研の強みを生かし学際的なアプローチで生命の根源を探求し、社会の課題に応えます。

高校生のための生命科学体験講座
2024年7月25日、29日、8月2日 

夏休みは理研で実習をしたり
研究者レクチャーを聞いて熱くなろう!

研究所で働く「研究者」って、いつもどんな生活をしているのでしょうか?どんな実験をして、どんなことを調べているのでしょうか?学校の教室にいるだけでは分からない、「研究者たちの世界」を少しだけ体験してみませんか?研究者によるレクチャーや研究室見学、そして普段学校ではなかなか扱えないような実験機器を用いた体験実習と、盛りだくさんの1日講座です。

開催日

2024年7月25日(木)、7月29日(月)、8月2日(金) 各日9:30 - 17:30
※全日程、同じプログラム

スケジュール(予定)

高校生講座で実験をする生徒たち
 9:30-10:30
オリエンテーション、理化学研究所の紹介
10:30-14:00
線虫の遺伝子解析実習(昼休みあり)
15:00-15:30
研究室見学(発生エピジェネティクス研究チーム)
15:30-17:30
解析、考察
※スケジュールは変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

場所

理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)
神戸キャンパス 西エリア(兵庫県神戸市中央区港島南町2-2-3)

ポートライナー医療センター駅徒歩3分

アクセスマップ

募集人数

各日16名(応募多数の場合は抽選)

参加資格

生命科学に興味のある高校生および1-3年次の高専生

参加費

無料 
※理研BDRまでの交通費はご負担ください。

参加申し込み期間

6月20日(木)〜7月7日(日)

申し込み方法

理研BDR公式LINEに友だち登録後、下部メニューの「高校生講座」をタップし、表示されたURLから必要事項を登録してください。
https://lin.ee/Kh49ayn
※LINEアカウントをお持ちでない方は、メールでsummer-school[at]ml.riken.jp([at]を@に置き換えてください)に「高校生講座参加希望」というタイトルの空メールをお送りください。折り返し登録フォームのURLをお知らせします。

注意事項2024summer_school_students3

  1. 申込時に記入したメールアドレスに、登録完了メールが届きます。
  2. また、連絡手段にLINEを選択した方には、後日担当から登録完了メッセージをお送りします。
  3. 上記いずれも届かない場合、登録内容を変更したい場合は、応募IDと氏名を明記の上、LINE公式アカウントにメッセージを送るか、メールでsummer-school[at]ml.riken.jp([at]を@に置き換えてください)にお問い合わせください 。
  4. 応募が定員を超えた場合には、厳正な抽選を行います。 選考結果は7月11日までに、選択した連絡手段で連絡する予定です。 選考結果連絡後、参加承諾書の提出をもって参加が確定します 。返信がない場合には参加辞退と判断します。

主催

理化学研究所 生命機能科学研究センター

後援

兵庫県教育委員会

神戸市教育委員会

その他

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お問合せ

理化学研究所 生命機能科学研究センター 生命科学体験講座係

兵庫県神戸市中央区港島南町 2-2-3

summer-school[at]ml.riken.jp ([at]を@に置き換えてください)

研究者レクチャー

遺伝や染色体を研究することとは?その過去、現在、未来

平谷 伊智朗 チームリーダー
発生エピジェネティクス研究チーム

私たちは、染色体からどのように遺伝情報が取り出されているのかに興味をもって研究しています。

ヒトをはじめとする多細胞生物はたった一つの受精卵からスタートして、どんどん細胞数を増やしてヒトらしさを獲得していきます。このプロセスのことを「発生」といいますが、生き物が発生していくと同一の遺伝情報を持つ様々な種類の細胞が生じます。それぞれの細胞が細胞種に固有の個性をどのように獲得していくのかを理解したいと思っています。これを理解するためには、染色体からどのように遺伝情報が取り出されているのかを知ることが大切です。細胞の種類によって、遺伝情報の取り出され方が異なり、これが細胞種ごとの個性につながっているからです。

氏か育ちかと言われますが、氏というのが遺伝、すなわち染色体1セットに含まれている全ての遺伝情報のことで、これをゲノムともいいます。ヒトの全ての細胞には46本の染色体があり、ここに含まれている遺伝情報はDNA配列(A, T, G, Cの並び)にして約30億文字に相応します。しかし、遺伝の本体が染色体に含まれているDNAであると分かったのが80–100年前で、ヒトゲノム(ヒトの全DNA配列)が解読されたのが僅か20年ほど前ですから、この膨大な遺伝情報がどのように使われるとヒトはヒトらしくなり、細胞種ごとの個性が生まれるのか、あるいは個人差が生まれるのかについての研究はまだまだ現在進行形です。当日は、遺伝や染色体の研究の過去から現在を簡単にふりかえりつつ、我々の研究および今後の展望も少しだけお話したいと思います。あまり難解な話をするつもりはありません。私たちの研究を紹介する中で、高校生の皆さんが、進路や将来やりたいことを決める上で少しでも参考になる話や気づきがあれば幸いです。

講師自己紹介

石川県金沢市生まれ。金沢、福井と北陸の田舎で育ちました。途中、親の仕事の関係で2年ほど米国で暮らしたこともありますが、福井県立高志高等学校出身です。その後、東京大学理学部生物学科(動物学課程)を卒業し、同大学院理学系研究科生物科学専攻で博士号をとり、すぐに米国に留学しました。7年近くの研究留学(New York州SyracuseにあるState University of New York Upstate Medical University、Florida州にあるFlorida State Universityで博士研究員/ポスドク)を経て、現在の研究のベースができたところで帰国。静岡県三島市にある国立遺伝学研究所の助教を経て、神戸理研でチームリーダーとしてラボを構えて10年がたちました。

中学生・高校生の頃憧れていた人

利根川進

中学生・高校生の頃ハマっていたこと

吹奏楽、テニス

最近興味があること

哺乳類の受精直後の染色体のふるまい、特に染色体DNAの複製のしくみが発生と共にどう変化していくのかに興味がある。また、今後の日本や世界の生命科学研究全般の展望、特にAIとの関わり方は気になる。

最近の悩み

四方八方から飛んでくるラボの研究活動以外の仕事の多さ。記憶力の低下(老化の兆し)。

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