一般公開を開催しました
2023年12月28日
10月21日に横浜地区で、11月3日に神戸地区で、それぞれ一般公開を開催しました。4年ぶりの完全現地開催となった両地区とも当日はいいお天気に恵まれ、多くの来場者でにぎわいました。
横浜地区の「理化学研究所・横浜市立大学一般公開 未来のたね」では、BDRの横浜地区の研究者たちが、見学ツアーや体験イベントを実施しました。NMR(核磁気共鳴)装置とクライオ電子顕微鏡の見学では、機器の大きさに圧倒されたり、その性能に驚く声があがりました。また、研究者に熱心に質問をする参加者の姿もありました。体験イベントでは、「ひかるタンパク質」を光らせる実験を行い、糖分を燃料にしたバイオ燃料電池を使って小さなファンを回すデモ実験を観察しました。その他、講演では山形上級研究員が「電子顕微鏡で知るタンパク質の形と機能」についてお話ししました。なおこれらのイベントには、横浜サイエンスフロンティア高等学校、同附属中学校の生徒さんがボランティアとして協力しました。
神戸地区の「理化学研究所一般公開in神戸 今、神戸で出会える科学」では、BDRの神戸地区の研究者たちが、研究室ツアーや体験講座、ポスター展示を行いました。顕微鏡やクイズ、紹介動画などを駆使して研究で使われている生物について紹介した研究室は、大盛況。難問ぞろいのクイズやゲームに果敢に挑戦するこどもたちもいました。また、研究室の中を見学できるツアーでも、研究者の説明を熱心に聞いたり、展示されているサンプルにじっと見入ったりする姿がありました。巨大な蚊のぬりえを協力しながらぬったり、折り紙でカメやニワトリなどさまざまないきものを折ったりするコーナーも盛り上がっていました。また、大阪教育大学のインターン学生が協力したサイエンスカンバッジワークショップも大人気でした。