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RIKEN BDR Symposium 2022を開催生命の高次機能の『創発』をさまざまな角度から議論

2022年4月11日

RIKEN BDRシンポジウム2022が3月1日から3日まで開催されました。テーマを “Emergence in Biological Systems: Challenges to Bridging Hierarchies”とし、オンライン形式で開催しました。理研BDRの古澤力、入來 篤史、大浪修一、柴田達夫、田上 俊輔、高橋恒一、中国Zhejiang大学のAnna Wang Roeがオーガナイザーを務めた今回のシンポジウムには、アジア太平洋地域、欧州、北米、遠くは南米など25カ国から350人以上が参加登録しました。

開会のあいさつでは、理研BDRの西田センター長が、シンポジウム参加者を歓迎し、特に若い研究者や学生に対して、この機会に第一線の研究者と交流するよう呼びかけました。シンポジウムでは、生命の起源、適応と進化、細胞内システム、多細胞システムから、脳機能、意識、AI、コンピューティング、ロボティクスまで、生命システムにおける高次機能の『創発』に関連する幅広いテーマが扱われました。プログラムでは、各分野の第一線で活躍する26名の招待講演者と、応募された抄録の中から選ばれた7名の研究者が、Zoomを使ってオンラインで講演を行いました。ポスターセッションは、SpatialChatを利用してオンラインで行われ、57名の発表者が、ポスターを訪れた参加者に最新の研究成果を紹介しました。また、異なるタイムゾーンから参加した参加者が、より都合のよい時間帯に講演を視聴できるよう、ほとんどの講演は録画され、会議終了後も期間限定でアクセスができるようになっていました。

理研BDRシンポジウムは、BDRの研究ミッションやセンターの研究室が行っている研究テーマについての新しい知見をグローバルかつタイムリーに交換するために毎年開催されます。次回のシンポジウムは、2023年3月7日~9日にBDR神戸キャンパスで開催され、テーマは"Transitions in Biological Systems"です。

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