一般公開を開催しました
2022年11月15日
10月22日に横浜地区で、10月29日に神戸地区で、それぞれ一般公開を開催しました。 コロナ禍の影響で昨年と一昨年は現地開催を見合わせていましたが、今年は両地区とも人数制限はあるものの3年ぶりに市民の皆さまを研究所内に迎え入れての開催となりました。
横浜地区
横浜地区で行われた「理化学研究所・横浜市立大学一般公開 未来のたね」では、BDRの横浜地区の研究者たちが、子どもたちと一緒に蛍光タンパク質を使った実験や、糖分を燃料にしたバイオ燃料電池の実験を行いました。また、NMR(核磁気共鳴)やクライオ電子顕微鏡の見学ツアーでは、実際の装置を前に熱心に質問をする中高生や大学生の姿が見られました。特設サイトでは、NMRの実験施設をみることができるオンラインコンテンツを継続公開しています。当日は横浜サイエンスフロンティア高等学校のボランティアの生徒さんたちがこれらのツアーの誘導などの支援をしてくださいました。
神戸地区
神戸地区で行われた「理化学研究所一般公開in神戸 集まれ!未来のサイエンティスト」では、BDRの大阪地区と神戸地区の研究者が集まり、研究室を案内したり、講演を行ったり、ポスターを展示したりしました。分子イメージングのための大型機器のある実験室や、顕微鏡の開発現場を見学するツアーでは研究者が解説を行いました。来場者が走査型電子顕微鏡を操作できるツアーや、ネズミの卵子を顕微鏡で観察できるツアーでは、来場者が熱心に質問する場面が見られました。研究用に飼育されている蚊をつかって、蚊の習性を解説するツアーでは、虫除けスプレーの正しい使い方や、効果などを実演で見ることができました。講演会はBDRから3名の研究者が登壇し、オンラインでも中継しました。ポスター展示では9研究室が研究内容について解説し、参加者からの質問にも答えました。
「腎臓」をテーマにした、第3回いきもんぬりえコンテストも同時開催され、多くの作品が投稿されました。コンテストの結果発表はこちらからご確認いただけます。