嶋田一夫チームリーダーが着任
2020年8月20日
理研BDRは今年4月に横浜地区に新設された生体分子動的構造研究チームのチームリーダーとして嶋田一夫(しまだ・いちお)氏を迎えました。嶋田氏はこれまで、東京大学薬学部教授として、核磁気共鳴法(NMR)を用いて、生物学的に重要な生体分子の機能と構造の解明に貢献してきました。
BDRにおいては、従来のNMRの方法に加えin situ NMRなどの技術を駆使し、生理状態に近い分子の構造解析に取り組みます。特に創薬の主要な標的タンパク質である膜タンパク質の機能解明を動的構造解析の観点から行います。
嶋田チームリーダーは「動的構造を捉えるというNMRの強みを活かし生体分子の機能制御のしくみの解明に取り組みます。エビデンスにもとづいた地に足のついた研究を追求していきたい。」と抱負を語ります。