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研究

研究

BDRでは、様々な分野の研究者が協力して、より高い目標に向かって研究を進めています。

セミナー・シンポジウム

セミナー・イベント

BDRでは、ライフサイエンス分野の国際的な研究者を招いて、年1回のシンポジウムや定期的なセミナーを開催しています。

働く・学ぶ

働く・学ぶ

BDRでは、様々なバックグラウンドを持つ人々を受け入れ、オープンで協力的な研究環境の構築に努めています。

つながる・楽しむ

つながる・楽しむ

BDRでは、様々なメディアや活動を通じて、研究の魅力や意義を社会に発信しています。

ニュース

ニュース

最新の研究、イベント、研究者のインタビューなど、理研BDRの最新情報をお届けします。

BDRについて

BDRについて

理研の強みを生かし学際的なアプローチで生命の根源を探求し、社会の課題に応えます。

リトリートで会話をするチームリーダーや学生たち

採用情報研究室主宰者

BDRの研究室主宰者として働く

BDRは対等な立場の研究室主宰者(PI)によって構成されるフラットな研究組織です。BDRには約50名のPI(チームリーダーとユニットリーダー)が所属しており、その約半数が30代から40代の若い研究者です。また、多くがPIとしてのキャリアを理研でスタートさせています。BDRは好奇心主導型(curiosity driven)の研究を重視しており、若いPIが独自の発想で、研究を追求できる環境にあります。

BDRの大きな特徴の一つは幅広い分野のPIが集まっていることです。その専門は生物学、化学、物理学、医学、数学、コンピュータサイエンスなど多岐にわたります。これは、生命科学の研究所としては異例ともいえる多様さです。

BDRでは、複数のラボが協力しておこなう分野を超えたコラボレーションプロジェクト(センタープロジェクト)が進行しています。研究分野の多様性を活かし、これまでに、いくつかの挑戦的な研究領域が作られてきました。BDRの研究者であればそれらのプロジェクトの研究集会の大部分に自由に参加することができます。

また、BDRで主催するセミナーやシンポジウムが頻繁に行われ、また年に一度開かれるリトリートや月1の研究報告会や交流会などもあり、異なる背景、異なる興味をもったPIや研究者同士が交流するチャンスが豊富にあります。そうした中から興味深い共同研究や境界領域の研究も生まれています。

BDRでは最先端の共通研究機器が整備されており、BDRの研究者であれば、それらを自由に利用できることはもちろんのことですが、BDRの強みは、こうした最新鋭の機器の開発自体も手掛けていることです。高性能顕微鏡の開発、さまざまな微量分析機器のカスタマイズ、スーパーコンピュータのハード、ソフト両面での開発などを行っています。BDRに新たに加わったPIが、これらの開発を担う研究室と共同研究をして、自らの研究目的に合った新たな技術を作ることも、しばしば見られます。

研究室の立ち上げには十分な運営費が支給され、研究員やテクニカルスタッフを雇用することができます。また、外国人のメンバーを雇うにあたり、彼らが日本に馴染むまでの語学のサポートや事務手続きへのサポートなどを人事課が行っています。

PIには自身の研究に集中できる環境が提供されることはもちろんですが、一方、大学院生をリクルートし、次世代の若手研究者を自らの手で育成する機会も与えられています。国内の大学のみならず、世界中から大学院生を受け入れるための仕組みが整っています。

もし、研究室運営に不安があるならば、メンターに相談することができます。メンターの多くは同様に若くて、キャリア段階で少しだけ前をいくPIです。

研究所全体の運営にも若いPIが積極的に関わっています。中でも、学術集会、教育、ダイバーシティなどに関するワークグループは若いPIが中心になって進めており、研究所を活性化するためのアイデアが頻繁に生まれています。

BDRは型にはまることなく自由に新しいことに挑戦する若い人材を求めています。

研究室主宰者の公募

チームリーダーの声

メンバーと一緒に実験動物を観察するチームリーダー

Li-Kun Phng

言葉の通じない国で、初めて母親になり、新しい研究室を立ち上げることは、とても難しいことでした。研究室の立ち上げだけでなく、試薬の注文から助成金の申請まで、日本での業務のひとつひとつを学ぶのは大変なことで、先輩PIや事務局の方々からいただいた多大なサポートなくしては実現できなかったことでしょう。また言葉の壁も専任の研究室アシスタントが仲介してくれたおかげで乗り越えることができました。育児に関しては、理研神戸キャンパスから徒歩数分のところにあるポーアイキッズという保育園に娘を預けることができました。終日開園しているため、娘を預けながら仕事に集中することができました。こうしたサポート体制に加え、手厚いスタートアップ資金や若手チームリーダーに毎年支給される運営資金により、子育てと両立しながら独立した研究者としてのキャリアをスタートさせることができました。

コンピュータ画面の前に座るチームリーダー

田上 俊輔

私は構造生物学、合成生物学の分野で研究していますが、BDR内にはそれら分野の研究者が結構いるので、ディスカッションしたりヘルプを求めたりするのには困りませんね。それに加えて、センター全体では、異なる分野の研究者がいるので、興味があれば、そういう人たちと話して、共同研究を通じて、自分の研究の幅を広げていくことができます。また、共通機器として、X線回析装置やクライオ電顕やNMRなど、なんでもそろっているうえ、測定をサポートしてくれる人たちもいます。たとえ自分が得意な手法でなくても、必要であれば、それらを使って新しい現象にチャレンジしていくことができる、というのは素晴らしいことです。また初めて研究室運営を体験する身にとってありがたかったのは、理研の本部やセンターの事務からのサポートが手厚いことです。外部資金の申請についても理研から常に情報共有がなされているので、自分で調べたりする必要がなく、かなりの負担軽減になっていますね。また、大学院生を受け入れるにあたってはJRA*などの理研内の支援制度が使えるので、大学院生にとっても非常にいい環境だと思います。

*JRA: 大学院生リサーチ・アソシエイト制度

ラウンジに立つチームリーダー

北島 智也

PIとして最も重要なのは、研究を楽しむことであると考えています。自身の好奇心に基づきクエスチョンやゴールを設定し、それに向かって仲間とともに試行錯誤することこそが研究の醍醐味だと思います。BDRは、まさにそのための場所です。重視されているのは、過去の実績でも現在の流行でもありません。どんなに時間や労力がかかっても解明すべき重要なクエスチョンや、達成すべきゴールに向かっていく将来構想です。研究室を立ち上げて以来、セットアップ、運営費、共用機器、共同研究の機会、メンタリングなど、様々なサポートを頂いてきました。若いアイデアを発揮するのに適した環境があることが、BDRの原動力であると思います。

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