「自分らしい道」を選ぶために――女性研究者をつなぐミライ・アライアンス
2025年12月23日
2025年11月17日、理研生命機能科学研究センター(BDR)において、女性研究者のキャリア形成を支援する新たなネットワークプログラム「ミライ・アライアンス」のキックオフ・シンポジウムが開催されました。本プログラムは、若手女性研究者を対象に、1年間を通じて継続的な交流と学びの機会を提供する取り組みです。
STEM分野では女性研究者の活躍が広がりつつある一方で、キャリア形成の過程では、不安や孤立感、ロールモデルの少なさといった課題に直面することも少なくありません。ミライ・アライアンスは、「女性研究者が安心して集い、率直に語り合える場をつくる」ことを目的に、従来の一対一の指導関係を超えた、横のつながりを重視したネットワークとして設計されました。
ミライ・アライアンスのオーガナイザーの一人であるLi-Kun Phngチームディレクターがキックオフシンポジウムの開会を宣言した
キックオフ・シンポジウムには、BDRおよび所内外の研究機関から、異なるキャリアステージで活躍する女性研究者がメンターとして参加し、自身の経験を共有しました。登壇したメンターは以下の通りです(敬称略)。
- 見学美根子(京都大学)
- 新津藍(理研IMS)
- 佐田亜衣子(九州大学)
- 小長谷有美(理研BDR)
- Li-Kun Phng(理研BDR)
- 佐久間知佐子(理研BDR)
- 佐藤(高山)尚子(理研IMS)
講演や対話では、成功例だけでなく、キャリアの転機や迷い、留学、研究と私生活の両立など、研究者としてのリアルな経験が率直に語られ、「キャリアは一直線ではなく、自分らしい選択を重ねていくものだ」というメッセージが参加者に共有されました。
プログラムの中でも特に好評だったのが、少人数で行われたスピード・ネットワーキングです。参加者は、研究、留学、独立、研究室運営、生活とのバランスといったテーマについて、メンターとじっくり意見を交わし、今後の継続的なつながりにつながる出会いを得ました。
参加者からは、「次のキャリアステップに挑戦する勇気をもらえた」「第一線で活躍する研究者と率直に話せたことが印象的だった」といった声が寄せられました。
ミライ・アライアンスは、このシンポジウムを出発点として、今後も定期的なオンライン交流やコミュニティ活動を通じ、女性研究者が自信をもって研究に取り組み、互いに支え合えるネットワークの構築を進めていきます。



